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のだめカンタービレ(1) |二ノ宮 知子


のだめカンタービレ(1)
二ノ宮 知子
講談社 刊
発売日 2002-01



ギャグマンガとしてはイマイチ。 2007-01-31
私は1巻ずつ発売に合わせて8巻あたりまで読んで断念した口です。このマンガに何を期待して読むのかで好み

は分かれると思う。キャラクターのデフォルメされた魅力に惹かれ、ギャグマンガとして読み始めた場合には長

続きしない場合もある。恋愛とか人間関係とか人物の成長とかそういう部分で感情移入出来たという人はあるい

は面白く読み通せるのかもしれない。また音楽の素養があったりクラシックの世界に関心を持っていたりするの

も有利に働くのかも。ではギャグマンガを期待した場合にどうしてダメだと感じるかというと、デフォルメされ

たキャラクターの魅力が読み進めていくにしたがって、ストーリーに呑み込まれてしまい影を潜めてしまうから。

このマンガの人物は最初登場してくる時は変キャラとして相当誇張されて出てくるのに総じてそれが尻つぼみに

なる。話の進行につれ彼らを特徴づけていた印が置き去りにされてしまい、割と普通の人たちが奏でるドラマに

思えてくる。のだめという女の子はゴミの山の中で暮らし、「ぴぎゃー」「ぷぎゃーっ」「ぎゃぼー」と事ある

ごとに奇声を発し、公衆の面前で千秋が忘れたベルトを大上段に構えて仁王立ちになるそんなキャラです。千秋

はトラウマを抱えたオレ様として他者に対して高圧的で排他的。他人に対して理解のあるイイ人になってはいけ

ない。ドラマの展開の中で彼らが人間的に成長しようが多少の矛盾が生じようが、そういう特徴は維持され断続

的にでも強調され続けなければギャグマンガとしてはダメな気がする。他のサブキャラたちも登場時の瞬発力こ

そあっても、長いスパンのキャラ立ちはギャグマンガとして見た場合には良くない。1巻が思い切りギャグを押

したノリだっただけに、のだめというキャラをとても面白いと感じただけに、私の場合はそういう方向性を期待

したがその点で裏切られた気がしたし、じきに興味が失せていった。


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